2010年08月28日

中谷芙二子+高谷史郎 新作インスタレーション 「CLOUD FOREST」関連@:E.A.T.のマニフェスト

山口情報芸術センターにて
2010-08-07(土)-2010-10-17(日)の会期で開催される
中谷芙二子+高谷史郎 新作インスタレーション 「CLOUD FOREST」。
そこで展示されていた種々の内容を、覚え書きとして保存。

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Experiments in Art and Technology (E.A.T.)のマニフェスト
1967

E.A.T.の目的と機能

E.A.T.の目的は、いかなる現代芸術家でも利用出来るように、素材、技術、工学をつくりだすことである。
芸術家による技術的な問題に対する効果的な解決方法は、そのような解決策に対する全面的な責任を産業ラボラトリーが受け入れた場合のみ、成功を収めたように感じられた。これは、産業的ラボラトリーが必要とされた技術的な援助を提供するだけでなく、素材などに関するすべての経費も支払うことを意味する。芸術家との仕事から生まれたすべての特許と商業的なアイデアは芸術家でもなく、E.A.T.でもなく、当の産業的ラボラトリーが所有することになる。そのコラボレーションの機能は、芸術家が彼らの作品を実現できるようにし、エンジニアたちにとって刺激になるためにある。

E.A.T.は、芸術家と産業ラボラトリーとの間の変換器として作動するだろう。E.A.T.は、どんな場合でも、プロジェクトが始められるように準備をしたり、役所仕事を除外したり、産業的ラボラトリーに関して芸術家のスポークスマンとして活動したりといった、芸術家に三票を扱う上での最大限の援助を与えるだろう。産業をE.A.T.は、無駄な時間と誤解を最小限にするという方法で、それぞれのプロジェクトを表現しようと試みるだろう。それぞれの問題は、芸術家の言葉から、ふさわしい技術的な言葉と変換されるだろう。理想的には、芸術家とエンジニアの仕事上の直接的な関係は、芸術家自身が産業的ラボラトリーと接触する前に、E.A.T.を介して準備されるべきだ。芸術家に、テクノロジーやエンジニアの人柄、言葉に慣れ親しむ機会を与えなければ、産業的な枠組みの中での効果的な芸術家とエンジニアの関係性は定着することができないはずだ。

E.A.T.のメンバーは、関心を持った芸術家と技術者から構成されている。エンジニアたちは、自分たちの業務の提携の有無に関わらず、関心ある活動としてE.A.T.に加わるだろう。エンジニアのメンバーは以下のことを為すはずだ。

1.素材についての情報を開示する。
2.産業に伝えられることばに、芸術家の抱える問題を翻訳する。
3.芸術家が産業界を視察することを可能にする。
4.芸術家とのディスカッションとミーティングで、工学に関する質問に答え、アイデアを生み、個人的接触をつくる。
5.産業界に提示するために、単純すぎると見られている技術的な問題を直接解決する。
6.産業界の人と直接やりとりをする際、産業界のことばを理解が出来るようにその土台を提供する。

E.A.T.の恒常スタッフは、急速、効率的に簡単な問題を解決するのを助け、産業から雇用されたメンバーは、技術資料を提供し、提案を書いて、設備を調整して、議論グループ会議を形成して、エンジニアのメンバーによるレクチャーを提供した。

E.A.T.は、成功するに伴って、その機能の多くを、専門的な工学系の団体や大学に移転した。絶えず変化している共同体的な努力の発展と保護のために、芸術家とエンジニアのソサエティは残すべきだろう。この号で紹介されたフローチャートは、1966年12月14日に行われたE.A.T.の組織に関する最初の会合で示された。組織構造における変化は、私たちの有機的な開発に従って起こるだろう。


Cover Message from "E.A.T. NEWS" (1967)

独立していながら信じられない展開をもたらしているグループたちの、洗練された共同制作によってもたらされる、新しいテクノロジーと芸術を認識するための発展的な風潮を維持せよ。

個々の多様性や快楽、そして現代の生活に対する調査や関与への手段を与えるための技術的革新や技術の拡張、改良から、個人を分離することを撲滅せよ。
余波から出てきた妥協案の代わりとなる、独自の予見的思考をつくりだすための産業的なイニシアチブを奨励し、文化的革命の消耗をさけるための共通の合意を早く引き起こせ。

1967年1月15日発行 "E.A.T. NEWS" Volume 1, No.1より
posted by poka-risu at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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