2010年07月13日

『斎藤秀雄の生涯』より

斎藤は音程については、ことのほか研究していた。まだ音程測定器がない時代に、広島在住のエンジニア大畠弘人の協力を得て音程測定器を開発した。ストロボ式のこの測定器の前で、生徒たちは音程が合うまで練習をさせられた。(152)
大畠談「弦楽教育の六、七十パーセントまでは音程を取ることだというんです。」
現在では音程測定器は一般に普及しているが、その頃はまだ想像を絶することだった。
「今の測定器はデジタルで音を覚えさせておいて、0と1の組み合わせで測定するんです。大畠さんのつくった測定器のほうは、円盤形のストロボが平均率の音階と同数の十二個あって、そのストロボの中に七オクターブ半組み込まれている。ドミソと純正調で弾いた時、デジタル式の測定器では、第三音のミが低いから、音程が悪いと表示されてしまうんです。ところが円盤式のストロボだと、第三音がドの程度のずれか、純正調としてきれいか、眼で見る事が可能なのです。」

フルトヴェングラー:不明瞭、指示無し ⇔ トスカニーニ:分析的、インターナショナル、作曲家の意図どおり〜ローゼンシュトック、斎藤秀雄
posted by poka-risu at 00:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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