2010年06月24日

ディクタフォン

磁気記録の研究を卒論にしていた私は、このディクタフォンを何の疑いもなくテープレコーダの最初期の製品と考えた。そして『アクロイド殺し』が出版された1926年には、人の声と聞き間違えるほど優れたテープレコーダは実在しないはずという、揚げ足取り的手紙をクリスティーに送ったのだ。ところが見知らぬ若輩の問い合わせにもクリスティーは誠実に対応してくれ、それからはクリスティー作品はもちろん、クリスティーの人間性にも興味を持ち始めたわけである。

話を元に戻すと、実はディクタフォンは磁気記録を利用した装置ではない。間違いに気づいたのは、クリスティーへの最初の手紙を出してから数年後であった。ディクタフォン社に直接手紙を書いて確認したところ、ディクタフォンは蝋管に溝を刻んでいく、レコードのような機械式の録音装置であることが判明したからである。
 もしディクタフォンの原理をきちんと調べていたら、クリスティーに手紙を出さなかったであろう。間違いこそが、我が人生を豊かにしてくれたのである。これも、人生の皮肉の一つなのであろうが……。

http://www.hayakawa-online.co.jp/christie/sudou/sudou02.html
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2010年06月22日

失語症の種類

<話すことの障害>

喚語困難 / 言いたいことがあるのに言葉が思い浮かばない状態

錯語 / 考えているのとは違う言葉が出てしまう状態

ジャーゴン / いかにもことばを話しているように、無意味な語音を発する状態

その他、<読むことの障害>、<書くことの障害>、<計算の障害>
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