2010年05月15日

オーケストラの定着〜弦楽合奏に各種楽器の加わる過程A

 次に参加するグループは高音の楽器です。まず、オーボエが第1ヴァイオリンを補強するために加えられました。フルートも同じ頃、オーボエに代わるものとして、即ち、第1ヴァイオリンを補う楽器として用いられ始めました。クラリネットは、楽器としての誕生自体、これまでに挙げた楽器よりは新しいので、18世紀後半になって、ようやく、オーボエの代わりをする楽器として加わり、後に、オーボエよりは低い音域、即ち、第2ヴァイオリンの音域を担う楽器として用いられるようになりました。
 
 もちろん、これらの楽器は弦楽器の旋律を補強する機能に留まるだけではなく、次第に、独立した旋律を得て、独自の役割を持つ楽器として扱われるようになります。

 例えばトロンボーンは、宗教的な意味を持つ楽器とされてきましたので、宗教音楽の伴奏としてのオーケストラはいざ知らず、少なくとも18世紀中は、世俗的な音楽、一般の器楽曲で用いられることはまずありませんでした。
posted by poka-risu at 00:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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