2010年05月14日

オーケストラの定着〜弦楽合奏に各種楽器の加わる過程@

18世紀の半ば、私たちが管弦楽曲、特に交響曲の作曲者として名前をよく知っている、ハイドンやモーツァルトが活躍する時代までには、ヴァイオリン族による弦楽4部合奏を中心とする器楽合奏の形態として定着していました。・・・
 しかし、ハイドンやモーツァルトが活動を始めた頃には、オーケストラとは、事実上弦楽合奏のことを指し、他の管楽器や打楽器は、例外的に加える楽器であったといえます。
 ここから、オーケストラ発展の歴史が始まります。それでは、弦楽合奏に他の楽器が加えられていく歴史を、模式的に示してみることにしましょう。

 まず最初に加わった楽器は、ファゴットだと考えられます。ファゴットは従来から、低音を支える楽器として用いられていましたので、チェロの旋律を強化する目的で、比較的早い時期に加えられました。次いで、内声を強化する目的でホルンが加えられました。更に、ホルンを強化する目的で、ティンパニが加えられます。私たちは、ティンパニを打楽器に分類し、リズムやアクセントを担当する楽器と考えがちですが、ティンパニは打楽器、太鼓類の中では例外的に音程を持った楽器で、和音の構成音を強調するための楽器として用いられていたのです。モーツァルトは、弦楽合奏にこれらの管・打楽器を加えた合奏形態を、彼のアンサンブルの基礎としていました。

(出典:不明)
posted by poka-risu at 00:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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