2010年05月06日

イグ・ノーベル賞受賞に関して

・賞金はなし。旅費については「明らかに価値ある出費である」ためあくまで自己負担

・受賞が決まっても、上司、政府、関係者などとの職業上の関係が悪くなると思えば、辞退することができる。にもかかわらず、イグ・ノーベル賞が発足してからの10年足らずで辞退したのはほんの数人である

・授賞式での受賞者のスピーチは各人1分ずつ。制限時間を超えるとステージ脇から少女が出てきて演壇に近づき「もうやめて、飽きちゃった」と繰り返す。この少女の名前は「スイーティー・プー」

・ナノ・レクチャーと呼ばれる講義も授賞式にちなんで用意される。世界的に著名な知識人が自分の得意とするテーマについて講義するが、その説明時間はバスケットボールのシュートをうつまでの制限時間「24秒ルール」が適用され、最後にその内容を七つの単語で表現しなくてはならない

・2004年度平和賞受賞者 井上大祐氏(カラオケの発案者)について

「井上氏にとって幸運だったのは、楽譜が読めない致命的欠陥が逆に客の人気を呼ぶ原因となり、それが結果的にカラオケの発明につながったことだ。
 それというとも、井上氏は客のリクエストを受けると、読めない楽譜には目もくれず、歌っている人の口の動きに合わせて(オルガンを)弾いた。もともと多くの歌謡曲は歌手に合わせて音域を広く取ってあり、本来の生演奏に合わせて歌える人はほとんどいない。そこで氏は、伴奏の際の大事な要件であるキー(音程)を相手の声の高さに合わせた。客にしてみれば、うまく合わせてもらえるので、実際にはあまりうまくない人でも上手に歌っているような錯覚に陥った。」

参考文献:志村幸雄『笑う科学 イグ・ノーベル賞』PHPサイエンス・ワールド新書 2009
posted by poka-risu at 00:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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